見えなかったものが見えてくる!マイクロスコープ治療
歯を大切にしたい、抜きたくない。皆さんそうお思いになると思います
しかしお口の健康を保つには予防が何よりも大切で、ひとたび歯周病になってしまったら、正常な状態に戻すのは非常に困難なのです
そうは言っても、3歳で80%以上が歯周病にかかっていると言われている現代の犬猫さん達・・・
良い状態をキープするはかなり大変、という現状もあります
歯周病で傷んでしまった箇所を改善させるには、隙間に入り込んだ歯垢や歯石・炎症の結果生まれた不良組織を徹底的に取り除く必要があります
その時に大きな威力を発揮するのがマイクロスコープ(手術用顕微鏡)です
肉眼やヘッドルーペでは到底見えない細部を確認することが出来、より精緻な治療が可能になります
深い歯周ポケット内をきれいにする時、その隙間はわずか1mm程度です
そのわずかな隙間を明るく照らし大きく拡大し、実際に眼で見ながら治療ができることで改善率は格段に上がります
歯科用マイクロスコープは自費診療をメインとする歯科医院(人間の)を中心に少しずつ導入されるようになっています
それでも導入率はいまだ10%程度だそうです
導入医院は1院で複数台導入することも多く、実際の普及率はさらに低いのだとか
動物病院では更に、ごくごく少数派かと思います
導入した今、麻酔をかけて治療をする犬猫さんだからこそ、一度の麻酔でより確実に治療するには必須アイテムであると、日々実感しています
もう抜く以外に方法がない、と言われ途方に暮れている飼主さん、
だいぶ悪くしちゃったけど、これから歯みがきをうんと頑張ってあげたい飼主さん、
諦めずに一度ご相談下さい